人気急上昇!ラテン音楽ってどんな音楽?2026年のトレンドとは

ラテン音楽は、この10年で急激に成長を遂げています。2025年に公開された Spotify の記事によると、ラテン音楽は Spotify におけるストリーミング再生の全体のおよそ27%にも及んだとのこと。10年前は8%だったため、その増加の割合は約238%です。では、ラテン音楽とはいったいどのような音楽なのでしょうか?この記事では、ラテン音楽について、紹介いきたいと思います。

Nami
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そもそもラテン音楽とは?

“ラテン”は、どこの国のことを表しているのでしょう。
グラミー賞を主催するレコーディング・アカデミーでは、以下のようにラテン音楽を定義しています。“ラテン音楽は一般的にラテン・アメリカ、スペイン、ポルトガル、アメリカ合衆国を起源とし、スペイン語またはポルトガル語で歌われる”(引用:レコーディング・アカデミー|音楽に関する事実:ラテン音楽

ラテン・アメリカは、一般的に中南米とカリブ海地域の一部を指します。
これらの地域の多くは、かつてスペインやポルトガルによる植民地支配を受けていた歴史があり、先住民文化、スペイン・ポルトガルなど入植者によるヨーロッパ文化、そして労働力としてアフリカから連れてこられた人々の文化などがこれらの土地で交わりました。

このようなことを背景に、地域ごとにさまざまな音楽が生まれ、それらの音楽は周辺地域やアメリカなどの文化とも影響を与え合いながら発展してきました。代表的なジャンルとしては、サンバ、ソン、サルサ、タンゴなどが挙げられます。

そのため、ラテン音楽とは一つの音楽ジャンルを指す言葉ではなく、中南米やカリブ海地域を中心に、さまざまな文化や歴史の中で生まれてきた音楽、またそれらに影響を受けたジャンルの総称のことを指しています。

近年人気のラテン・ジャンル

近年人気となった、ラテン音楽にルーツを持つジャンルを、ヒット曲と共に紹介していきます。

ラテン・ポップス

ラテン・ポップスは、ラテン音楽とポップスを融合した音楽です。ラテンの要素を取り入れながらも、現代的なポップスとして聴きやすく仕上げられています。

レゲトン

90年代にプエルトリコで誕生したジャンルです。
レゲエのリズムと HIP-HOP、そしてラテン音楽が合わさり、誕生しました。

ソンクラーベのリズムに影響を受けたデンボウと呼ばれるリズムが特徴です。
2017年にリリースし、大ヒットとなったルイス・フォンシ&ダディー・ヤンキー「Despacito」は、全ての楽曲の中で最も再生された MV となっており、2026年現在 YouTube の再生回数は91億回にも及びます。

ラテン・トラップ

HIP-HOP のサブジャンルである「トラップ」、そしてレゲトンに影響を受けたジャンルです。1990年代に誕生し、2010年代中盤以降音楽チャートを席巻しました。

ムーンバートン

レゲトンと EDM のサブジャンルであるダッチハウスに影響を受けた音楽ジャンルです。BTS や BLACK PINKなど、2010年代後半の K-POP でも多く取り入れられたジャンルとしても知られています。

アフロビーツ × ラテン系

アフロビーツとは、西アフリカの音楽にルーツを持つ、2000年代以降に形成された音楽ジャンルです。2020年代初頭には世界的にブレイクしました。アフロビーツをラテンアーティストが取り入れており、その相性の良さが伺えます。

ラテン音楽の急成長〜2025年 Bad Bunny が歴史を変えた

ラテン音楽はこれまでに様々な名曲を生み出してきました。
その一つの集大成となったのが、1999年です。この年は、Marc Anthony 「I Need To Know」や Ricky Martin「Livin' La Vida Loca」などの曲が大ヒットし、ラテン・ポップスがアメリカのチャートを席巻。かつてないほど人気が急上昇しました。

このラテン音楽は一過性のものではなく、2000年代には Shakira「Whenever, Wherever」、2010年代では Shawn Mendes と Camila Cabello による「Señorita」など、定期的にヒット曲が生まれています。

また、2025年には、プエルトリコ出身のアーティストである Bad Bunny のアルバム『DeBÍ TiRAR MáS FOToS』が年間最優秀アルバム賞を受賞しました。

主要部門で英語以外の言語が使われている楽曲が受賞したのは、この作品が初めてで、歴史的快挙と言えます。
さらにBad Bunny は2026年にはスーパーボウル・ショウでパフォーマンスを披露するなど、一つの歴史が動いた瞬間となりました。

2026年はブラジリアン・ファンクがきている?

Spotify の調査によると、ロイヤリティで5,000万ドル以上を生み出しているジャンルの中で、2025年に最も急速に成長したジャンルは、ブラジリアンファンクであるとのこと。これは前年比で36%もの増加率です。

さらに、Billboard Brasil は2026年7月に報じたデータによると、TikTok の #brazilianfunk 投稿数が増加しているとのこと。ぜひ注目したいジャンルですね。

今年2026年に入ってからリリースされた曲で、ブラジリアン・ファンクを取り入れている作品を以下に紹介します。

KATSEYE (캣츠아이) 'Hootie Frutti' Official MV

https://youtu.be/is8UDe2PhKQ?si=aNq1Y9dTrDmGleGU

ATEEZ(에이티즈) - 'BAD' Official MV

https://youtu.be/eTvUZymLyGY?si=huHGtPdQ-PeqTY3w

ENHYPEN (엔하이픈) 'Bloody Paradise' Official MV

https://youtu.be/MT-4Bk1Lw8g?si=SbR63IJiJPXF6VUN

ブラジリアン・ファンク(バイレ・ファンク)とは、1980年代にブラジルのリオデジャネイロで生まれた音楽ジャンルです。ブラジル系マイアミ・ベース などの HIP-HOP、エレクトロ、ダンスミュージックに影響を受け、発展しました。「ファンキ・カリオカ」や「バイレ・ファンク」とも呼ばれています。


まとめ

以上、今回はラテン音楽について紹介しました。普段何気なく聴いている音楽にも、実はラテンの要素が入っているかもしれません。

今回例に挙げた楽曲も聴いてみて、そのリズムや使われているサウンドを聴いて、ラテンの風をぜひ感じてみてください。

Nami
Written by
Nami

東京出身の音楽クリエイター。 幼少期から音楽に触れ、高校時代ではボーカルを始める。その後弾き語りやバンドなど音楽活動を続けるうちに、自然の流れで楽曲制作をするように。 多様な音楽スタイルを聴くのが好きで、ジャンルレスな音楽感覚が強み。 現在は、ボーカル、DTM講師の傍ら音楽制作を行なっている。 今後、音楽制作やボーカルの依頼を増やし、さらに活動の幅を広げることを目指している。

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