【DTM】音楽制作で知っておきたい USB、Thunderbolt™ の基礎知識

音楽制作ではオーディオインターフェイスや MIDIキーボード、スピーカーなど様々な機械を使います。その際に、機器同士を繋ぐケーブルとして USB が用いられることが多いです。 しかし、「USB」と一口に言ってもその形状や性能は様々。 この記事では、正しい USBケーブル選びができるよう、基礎的な知識を解説していきます。

Nami
Nami
(更新: )・4min read

そもそも USB とは

USB は、Universal Serial Bus の略称です。PC と周辺機器を接続する仲介役として広く使用されている規格となります。
音楽制作においては、オーディオインターフェイスや MIDIキーボードなどを PC に接続する際などに使用されています。

USB の役割は主に2つ。電力の供給とデータ転送になります。
USB ケーブルには、この役割を両方担うものもあれば、充電のみに対応しているものもあります。

なんだか難しく感じてしまう USBケーブル選びですが、間違えないために押さえたいのは以下の3つ。

  • USB の規格
  • USBコネクタの形状
  • Thunderbolt との違い

次の章から詳しく見ていきましょう。

USB の規格

USBの規格

USB は時代と共に進化し、通信速度や機能が向上してきました。そのため、USB には世代を表す様々な規格が存在します。

新しい USB規格と、これまでの規格を区別するために使用されるのが、USBの後ろにつく数字です。規格には USB 1.0、USB 1.1、USB 2.0、USB 3.0、USB 3.1、USB 3.2、USB4などがあります。

基本的には、USB の後ろに記載されている数字が大きいほど新しい世代の規格となります。また、規格ごとにそれぞれ最大データ転送速度が異なります。

Gbps

1秒間に遅れるデータ量です。この数字が高いほど転送速度が早いことになります。これは、USB規格の数字の高さと比例しています。

Gen

Genは「Generation(世代)」の略です。
USB3.1以降、同じ規格内でも転送速度の違いがある場合があります。その違いを表すための表記です。

例えば、USB 3.2 Gen 1は最大5Gbps、USB 3.2 Gen 2は最大10Gbps、USB 3.2 Gen 2x2は最大20Gbpsのデータ転送速度に対応しています。

USBコネクタの形状の種類

USB には様々なコネクタの形状があります。そもそも接続したい機器や PC のポートにないコネクタを購入しては物理的に接続ができません。
まずは USBケーブルに採用されているコネクタの形状にはどんな種類があるか把握しましょう。

USB Type-A

Photo by Patrick Ladner/ Unsplash

広く普及しているコネクタの一つです。
パソコン側の差込口や HDD や SSD を接続する際に使用されていることが多いです。

USB Type-B

USB Type-B には、Standard USB Type-B に加え、以下の種類があります。

mini USB Type-B

Micro USB Type-B

USB Type-C

Photo by Marcus Urbenz / Unsplash

近年で広く普及しているコネクタです。
Mac の ノートPC の現行品は従来の USB Type-Aポートは搭載されておらず、USB Type-C のみ搭載されています。

Thunderbolt™とは

Photo by Anthony Choren / Unsplash

Thunderbolt は、通信規格の一つです。高速なデータ転送に適しています。
Thunderbolt 1〜5まで規格があり、USB の規格同様に数字が大きいほど世代が新しいものとなります。

Thunderbolt と USB Type-C の違い

Thunderbolt 3以降のコネクタには USB Type-C が採用されているため、一見すると同じものに見えてしまいます。ですが、Thunderbolt は USB と別物の通信規格です。そのため、Thunderbolt専用の機器を使用する場合は、USB Type-C のケーブルではなく、指定された Thunderbolt のケーブルで接続をしましょう。

音楽制作のための USBケーブルを選ぶ時の注意点

コネクタの形状を確認する

USB ケーブルを選ぶ時に、まずはどのコネクタで接続できるか確認しましょう。
コネクタの形状が違うと、そもそも接続ができません。

使用する機器と USB の規格を確認する

USB には、「下位互換性」があります。つまり、別々の規格の USB を接続した場合でも、双方の対応によってはより古い方の規格の通信速度で接続が行える場合があります。
例えば、USB2.0の機器にUSB3.0を接続したら、その転送速度はUSB2.0が採用されるといった具合です。

一方で USB3.0 で接続するためには、パソコン・接続機器・ケーブルのすべてが USB3.0 の規格に対応している必要があります。

データ転送用と充電用がある

USB には、“データを転送専用”のものと、”充電専用”のものが存在します。
充電専用のケーブルは、データ転送に対応していません。そのため、PC と周辺機器を接続する際にそのようなケーブルを用いても、両機器を繋ぐことができないのです。
データ転送用か、充電用かは見た目で識別はできないので、購入する際に確認しましょう。

Thunderbolt 専用の機器には特に注意

現行品の Mac の PC であれば、Thunderbolt に対応していますが、Windows の PC の場合、ものによっては Thunderbolt に対応していない製品もあります。

対応していない PC の場合、Thunderbolt 専用の機器は接続しても、基本的には動作しません。
例えば、Universal Audio の オーディオインターフェイス「A pollo Twin X」には、Thunderbolt接続モデルとUSB接続モデルがあります。
ご自身の PC を確認し、どの接続が可能かで製品を選ぶと良いでしょう。


まとめ

今回は、音楽制作で知っておきたい、周辺機器を接続するケーブルの基礎知識をお伝えしました。

USBケーブルを選ぶ際は、接続したい機器の説明書や、商品ページに記載されている動作環境・仕様を確認しましょう。どのような方法で接続すればよいか、対応する規格や端子の種類などが記載されています。

USBの規格や接続端子について正しく理解しておけば、「せっかく買ったのに動かない!」といったトラブルも避けやすくなります。ケーブルを購入する前に、接続したい機器の仕様を確認しておきましょう。

Nami
Written by
Nami

東京出身の音楽クリエイター。 幼少期から音楽に触れ、高校時代ではボーカルを始める。その後弾き語りやバンドなど音楽活動を続けるうちに、自然の流れで楽曲制作をするように。 多様な音楽スタイルを聴くのが好きで、ジャンルレスな音楽感覚が強み。 現在は、ボーカル、DTM講師の傍ら音楽制作を行なっている。 今後、音楽制作やボーカルの依頼を増やし、さらに活動の幅を広げることを目指している。

More from ONLIVE Studio blog

Register Now

ONLIVE Studio で
音楽制作しませんか?

プロフェッショナルに音楽制作のサポートを直接依頼できます!

登録プロフェッショナルも募集中!

ONLIVE Studio →