

初心者でも大丈夫!チューンコア でオリジナル楽曲を世界へ発信してみよう!【TuneCore Japan ご紹介・前編】
オリジナル楽曲を作ったら、誰かに聴かせてみたいと思いませんか?配信に挑戦してみたいけど、何から始めたらいいかわからない…という方に向けて、チューンコアから簡単に配信デビューする方法をお伝えします。

インターネットを使えば、誰でも簡単にオリジナル楽曲を世界に向けて発信することができる時代。
世界で今、一日にリリースされる楽曲数を知っていますか?
約10万曲だそうです!
「SNS や YouTube で聴いてもらう」「ダウンロード販売、ライセンス販売などで購入してもらう」など、発信には様々な方法がありますが、ディストリビューションサービスを使ってストリーミング配信をすることも一般的になってきました。
とはいっても、「何から始めたらいいかわからない…」という方も多いでしょう。
この記事では、初心者の方におすすめしたい「チューンコア」を使った簡単に配信デビューする方法をお伝えいたします。
そもそもディストリビューションサービスとは?
所属するレーベルを持たないアーティストが、Apple Music や Spotify などで配信をしようと思っても、自分で楽曲を直接各ストアに登録することはできません。
そこで、個人で活動するアーティストが配信にかかる手続きを委託できる仕組みを、ディストリビューションサービスが担っています。
これまではコネクションがないとできなかったことが、ディストリビューションサービスを通すことで、個人が簡単に自分の楽曲を世界に向けて公開・発信できるようになったのです。
近年では、Tani Yuuki「W/X/Y」や、こっちのけんと「はいよろこんで」など、インディペンデントで活動していたアーティストが、ビルボードチャートの首位を取るという夢のようなことも現実に起きてきています。
まずは音楽配信サービスについて詳しく知りたいという方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
チューンコアって?
チューンコアは、国内ディストリビューションサービスの草分け的な存在です。音楽配信の盛んなアメリカでスタートし、日本では2012年にローンチされました。

チューンコアのサービスを簡単にまとめると、個人でも音楽を配信でき、収益化することが可能な仕組みを提供しています。
大手のレーベルに所属していないインディーズアーティストも、自由に楽曲を発信することが可能なのです。
チューンコアの一番の特徴は、楽曲再生によってストア(音楽ストリーミングサービス等)から支払われる収益がアーティストに100%還元されるという点。
リリース時には初期費用がかかってきますが、1曲ごとに料金を支払うのか、定額制で無制限にリリースをしていくのか、など、活動スタイルによって料金プランを選択できます。
配信後に得た収益に関しては手数料などが引かれることなく、再生回数に応じた金額がすべてアーティストに入ります。再生されればされるほど、利益は上がっていきます。
アーティストファーストな考え方
チューンコアが日本で本格的にサービスをスタートさせてからのこの13年間で、アーティストに還元した金額は約711億円。2024年の1年間では164億円がアーティストに渡っているとのことです。
還元額を公表しているサービスは業界内でも珍しく、チューンコアは透明性も大事にしています。
ストリーミング再生の還元額においては、大手レコード会社に挟まれ、国内3位のシェア。チューンコアを利用するインディーズアーティストの力も、結集させるとかなりの規模にふくらんできているのです。
個人でも大手に勝てる可能性のある時代だと思うと、ワクワクしてきますね。
配信以外も充実のサービス
配信以外の機能が充実していることも、チューンコアの強みのひとつです。
見やすいダッシュボード
アーティストが個人で管理できるダッシュボードが充実しています。
このダッシュボードから音源の配信、著作権の申請、収益の管理、プロモーション機能などがまとめて利用できます。
自分の活動を自分でコントロールすることができるのも、インディペンデントアーティストにとっては魅力的な点ですね。
アメリカでスタートしたグローバルなサービスではありますが、日本人のニーズ・国民性に合わせローカライズされた独自のシステムとデザインで設計されているので、初心者にとってもわかりやすく扱いやすくなっていますよ。
著作権管理
音楽ビジネスについての知識のないアーティストからすると少し身構えてしまうのが、著作権についての話。
チューンコアでは、誰でも簡単に著作権の登録ができます。
自分の創作物の権利をしっかり自分で守っていくことは、これからの時代のクリエイターにとっては重要になっていくでしょう。

再生数や収益をすぐ確認できる
選択している料金プランにも寄りますが、各ストアや SNS でどれだけ聴かれたかの再生数を見ることができます。
そこから発生する還元額や、また著作権使用から発生する収益に関しても、数字でわかりやすく確認することが可能になっています。
プランによっては、制作メンバーで収益を分け合うことも自動化できるため、お金に関する負担や面倒な手続きが減ることで、ストレスなく活動を続けていけるでしょう。
まずは配信してみよう!必要なものは?
楽曲とジャケット(カバーアート)があれば、あなたも今すぐに配信デビューができます!
次に、配信プランを選びましょう。
チューンコアは、収益の100%をアーティストに還元する代わりに、初期費用が必要になります。1曲ごと支払う形か、定額制無制限かで選ぶことができます。
初めて配信に挑戦する人は、どの料金プランが適しているのか迷いますよね。
その場合は、年間どのくらいの曲数をリリースする予定かで考えるのが良いでしょう。次章で詳しくご説明します。

料金プラン
Pay per release
曲単位で料金が発生する従量課金型の仕組みです。
手元にある楽曲1曲だけで、その後もしばらくは発表の予定がなければ、このプランが一番挑戦しやすいでしょう。
Unlimited
ユーザーの要望を受け2025年から新しく追加されたプランです。
年間で定額を支払い、曲数無制限で楽曲をリリースできます。
発表したい楽曲がすでにたくさん手元にある、もしくは、今年たくさん制作して発表していきたい人におすすめです。
また、Unlimited の中でも、個人向けだと【スターター / スタンダード / プロ】の3つのプランで分かれており、それぞれの活動スタイルに合わせて選ぶことが可能です。
スタンダード、プロですと、手続きから最短2日で配信をスタートさせることができます。一番お手頃なスタータープランでも最短10日ですので、まずはやってみよう!という勢いのまま、配信デビューができますよ。
楽曲とジャケットを用意し、料金プランを選んだらもう必要な準備は整っています。こだわりたい人は同時にアーティスト写真を作っておくなども良いでしょう。
まずはアカウントを作ってみて、ダッシュボードの中身をいろいろとリサーチしてみるとイメージが湧いてきますよ。
まとめ
チューンコアは、インディペンデントに活動するあらゆるアーティストのニーズに応えることで、今の充実したサービスに発展していて、まさに”アーティストファースト”な姿勢が魅力的だと思いました。
今回この記事を書くにあたりお話を伺ったのは、TuneCore Japan の山本祐哉さんと野邊拓実さんです。
山本さんは「いつバズが起こるかわからない」と、音楽が持つ可能性をお話してくださいました。
代表的な例として、瑛人「香水」を挙げ、この曲はバズが起こる一年前から配信を開始していたとのこと。この大ヒットも、音源をリリースしていたからこそ起こることなのです。
海外で竹内まりやの「プラスティック・ラブ」が流行るなどの世界的な現象にも、配信サービスの一般化という背景が大きく影響しています。
ストリーミングを名刺代わりとして、自分の曲が誰でも聴ける状態にしておき、その上で活動を考えていくことが、音楽がもつ可能性を一番広げることになるでしょう。
いざ、あなたの音楽を、世界に発信してみましょう!
曲の配信をスタートしたあと、積極的に再生回数につなげていきたい!という方には、後編記事としてチューンコアのプロモーション機能をご紹介します。そちらもぜひご覧ください!

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