DTM するならこの PC。IT社長が教える適した PC とは

DTM を行う際のパソコン選び、お悩みの方も多いのではないでしょうか。“結局何を買えばいいの?”という方へ。今回は、アプリ開発や Webサイトの UI/UXデザインを手がけながら、自身も音楽好きで日常的に DAW を使用している弊社代表・宮西に、これから DTM を本格的に始めたい社員・宇宙まおがインタビュー。PC 選びのポイントから、モニター選びの考え方まで詳しく話を伺いました。

Nami
Nami
2026-03-014min read

ズバリ、何を買えば良い?

まお:まず単刀直入に聞きますが、パソコンは何を買えばいいですか?

宮西:まず、Mac か Windows であれば、Mac がおすすめです。
その中でも、これから始める方で、特にこだわりがないのなら MacBook Air か MacBook Pro がおすすめです。Mac mini もいいと思いますが、スタジオに持っていったり、カフェで作業したりすることを考えると、持ち運びできるノートパソコンの方が便利かなと。

それぞれ仕様でモデルが分かれていますが、もし新品を買うなら、Mac の場合は今はどれを選んでも基本的には大丈夫です。ただ、昔と違って今は一度買ったらメモリやストレージを後から増設できなくて。なので、最初のカスタマイズが大事なんです。

"絶対にこれは欲しい”というスペックは、ストレージ(容量)が1TB(テラバイト)以上ですね。

まお:CPU やメモリについてはどうですか?

宮西:新品の M1 以降のチップであれば、CPU は基本的に何でもいいです。

中古で探すなら、” M1チップ” 以降のもの(Appleシリコン)を選ぶことをおすすめします。それより前の Intel が入っている Mac は避けたほうがベターかなと。あと、M1 で中古ならメモリは24GB 以上あると安心です。

 もし映像編集やゲームなどで画面をきれいにスムーズに見せたい場合は、GPU(グラフィック性能)も意識する必要がありますが、基本は ”新しいチップ(M1以降)” で ”1TB以上” あれば OK です。

まお:そもそも、なぜ Windows ではなく Mac なんですか?

宮西: 理由は大きく2つあります。 一つは”ハードと OS の相性の良さ”です。Windows は OS を作る会社とパソコン本体を作る会社が違う場合が多いので、ものによってはソフトとハードの相性が悪く、それぞれの性能を発揮できなかったりするんです。Mac は Apple が全部作っているのでそういったことは起きないんですよ。

もう一つは ” Logic Pro ” が使えることです。 Logic Pro は Mac 専用の音楽制作ソフトですが、最初から音源や機能が全部揃っていて、初心者に優しいです。DAW には Pro Tools など、はじめからプラグインを購入する前提のものもあるんですが、Logic pro ならパソコンとソフトさえあれば、まずは一曲作ることができるんですよ!

ストレージは1TB で足りるの?

まお:制作を続けていくと、容量(ストレージ)が足りなくなりませんか?

宮西: 曲を作ったりプラグインを増やしたりしていると、1TB あってもすぐに足りなくなっちゃいます。そこで必要になるのが外付け SSD です。1〜2万円くらいで購入できます。

使い分けのコツとしては、 パソコン本体には OS やソフト(プラグイン)のエンジン(本体)を入れる。SSD の方には プロジェクトファイルや、プラグインの中身(サウンドライブラリ)を入れる...。こうしておけば、パソコンの動作も軽くなるし、将来パソコンを買い替えても、外付けSSD を差し替えるだけでプロジェクトを移行できます。

まお:HDD ではなくSSD を選ぶ理由は?

宮西:SSD の方が、読み込み速度が早いんですよ。

まお:Logic Proの音源(サウンドライブラリ)も外付けに移せますか?

宮西:はい。Logic の付属音源は山ほどあって、そのまま本体に入れていると容量を圧迫してしまうので、むしろ移した方が良いですね。

ただ、単純にファイルをドラッグ&ドロップで移すだけだと、ソフト側が”音源どこいった?”となって読み込めなくなっちゃうので注意です。

Logic の設定メニューの中に”ライブラリを移動するという項目があるので、そこから正規の手順で移動させれば、安全に外付けの SSD に移すことができます。

モニターはどう選べばいい?

まお:今、モニターを買おうか悩んでるんですが、そもそもモニターって必要なんでしょうか?

宮西:これから始めるっていう人にはあったらいいな程度ですね。必ず必要なものではないので、制作をしていく中で画面が小さくてやりずらいな....って限界を感じてから購入するのでも問題ありません。

まお:モニター選びについても教えてください。Amazonで見ても種類が多すぎて……。

宮西:Amazon などの販売サイトを見ると ” FHD(フルハイビジョン)” や“リフレッシュレート” など、色んなスペックが書いてあって惑わされると思います。
でも、映像のプロでなければ、4Kモニターを選べば大丈夫です。

まお:フルハイビジョン(FHD)だとダメなんでしょうか?

宮西:ダメではないですが、今の Mac は画面が綺麗なので、横に置いた FHD のモニターを見ると「あれ? なんか荒いな」と感じてしまうかもしれません。

4Kというのは、従来の FHD の4枚分の細かさが詰まっているイメージです。4つの点で1つの点を表現するので、文字の輪郭やグラデーションがすごく滑らかに見えます。特に映像編集をやる可能性があるなら、絶対に4K の方がいいですね。

まお: 最後に、ネットで買う時の注意点はありますか?

宮西: Amazon で買う時は、ちゃんとメーカー名が一番左に表示されているものが良いと思います。スペックの表記が曖昧だったり、メーカー名が怪しかったりする商品は避けたほうが無難です。


まとめ

幼少期にエレクトーンを始め、学生時代はバンド活動に専念。現在もずっと音楽を続けている(現在、絶賛アルバム作成中なのだとか...) 弊社代表・宮西。

そんな宮西がアンサーする ”これから DTM を始めたい方へのおすすめ PC ”は、

  • 初心者なら、新しいチップの Mac を選ぶ
  • ストレージは最初から1TB 以上にしておく

この2つを押さえておけば、大きく失敗することはないとのことでした。さらに、制作を続けていくと容量は必ず足りなくなるため、外付け SSD を活用する前提で考えておくのも重要なポイントですね。

これから DTM を始める方は、今回のアドバイスを参考に、自分に合った環境を整えるところからスタートしてみてはいかがでしょうか。

ONLIVE Stuido blog では、他にも様々な DTM や音楽制作に関するノウハウを発信しています。是非他の記事も合わせて制作の参考にしてみてください。

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Nami
Written by
Nami

東京出身の音楽クリエイター。 幼少期から音楽に触れ、高校時代ではボーカルを始める。その後弾き語りやバンドなど音楽活動を続けるうちに、自然の流れで楽曲制作をするように。 多様な音楽スタイルを聴くのが好きで、ジャンルレスな音楽感覚が強み。 現在は、ボーカル、DTM講師の傍ら音楽制作を行なっている。 今後、音楽制作やボーカルの依頼を増やし、さらに活動の幅を広げることを目指している。

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