スタジオミュージシャンとは何か?
スタジオミュージシャンは、アーティストの楽曲演奏をサポートするミュージシャンのことです。
アーティストが レコーディングを行う際のサポート演奏、その他ライブのバックバンドとして同行し、演奏サポートなどを行います。
このように、楽曲をサポートする形で演奏をして、収入を得る職業のことをスタジオミュージシャンといいます。
今回は、スタジオミュージシャンになるために必要なスキル、学習方法を紹介します。
スタジオミュージシャンに必要なスキルとは?
スタジオミュージシャンは、レコーディングやライブセッションなど、様々な場面で活躍するプロのミュージシャンです。スタジオミュージシャンとして働くためには、以下のようなスキルが必要となります。
音楽の知識
スタジオミュージシャンにとって、音楽の知識は必要です。音楽理論や楽器の演奏技術はもちろんのこと、様々なジャンルに対応できるように、ジャンルを理解することも必要です。
また、流行やトレンドを追いかけることも大切ですが、自分自身がどのような音楽に興味を持っているかを知り、そのジャンルについて深く知識を持っていることも強みになるでしょう。
スタジオ演奏技術と柔軟な表現力
アーティストやプロデューサーの立てた方向性に答えるための演奏技術と表現力は、スタジオミュージシャンとして活躍するにあたって重要になります。
そのため、高度な技術を身につけるとともに、クリエイティブな発想力と柔軟性を身につけることで、アーティストやプロデューサーの要望に対して臨機応変に表現ができるようになるでしょう。
また、セッションの際には、楽曲の雰囲気やスタイルをすぐに把握し、適切な演奏をするセッションスキルが求められます。即興演奏(アドリブ)のスキルを身につけることも重要です。
レコーディング技術
スタジオミュージシャンは、楽曲制作過程において、演奏だけでなくレコーディングも担当することがあります。昨今では、自分自身でレコーディングができることは、スタジオミュージシャン業のニュースタンダードと言えるほど重要となっています。そのため、これからの音楽業界ではレコーディング技術を身につけているミュージシャンは重宝されるでしょう。
特に、フリーランスで活動するミュージシャンにとって、自宅で録音する技術を身につけることは、より多くの仕事を受注できることにつながります。そのため、音響機器や DAW ソフトの操作方法を熟知し、良質なレコーディングを行うスキルを身につけることが重要です。
コミュニケーション能力
スタジオでのセッションやレコーディングは、多くの人たちと協力しながら行われます。そのため、相手の意見を聞き取り、自分のアイデアを伝えるスキルが必要です。また、多くの場合、レコーディングやライブのスケジュールはタイトで、ストレスの多い環境で作業することがあります。そのため、ストレス耐性があると良いでしょう。
オリジナリティ
幅広い音楽に触れて柔軟性を持つことも大切ですが、自分のスタイルを確立させていくこともとても重要です。
音楽市場は非常に競争的であり、他のミュージシャンと差別化することが必要です。オリジナリティを持つことで、聴衆や業界関係者に印象を与え、注目を集めることができます。また、個性的なスタイルは、ファンの支持を得ることもあります。
スタジオミュージシャンになるために必要な学習方法とは?
この章では、スタジオミュージシャンに必要なスキルを身につけるためにするべき学習について、技術面と経験値といった2つの視点でお伝えします。
技術面:音楽理論の勉強
基礎知識として音楽理論を学ぶことが必要です。音楽理論には音符の読み方、和音の構成、リズムの理解、調性の理解などが含まれます。これらの知識を身につけることで、楽曲の解析やアレンジができるようになります。
技術面:楽器演奏の練習
当然ですが、自分が演奏する楽器の技術を磨く必要があります。スタジオミュージシャンは、レコーディング現場で即座に演奏することが求められます。そのため、自分が演奏する楽器の技術を磨き、安定した演奏をすることが大切です。
これらの知識やスキルは、音楽の専門学校や音楽教室など、専門家に師事する子ことも良いでしょう。また、レベルアップのためのレッスンを受けることはもちろん、日々コツコツと練習することも必要です。
技術面:音楽制作技術の勉強
DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)の使い方やレコーディングの基本的な知識を身につけることも大切です。特に、フリーランスで活動をする人にとっては必ず身につけておきたい知識です。
DAW には様々な機能がありますが、基本的な操作やレコーディングの手順を把握することで、現場でのスムーズなレコーディングや自宅での録音作業が可能となります。今日では、YouTube やブログなどで詳しい解説を閲覧することができるので、独学で学ぶことも可能でしょう。
経験値:レコーディング現場への立ち会い
レコーディング現場での作業に慣れるために、実際の現場を経験することも重要です。実際にレコーディングを経験することで、現場の流れやスタジオミュージシャンとしての役割を理解することができます。
経験値:業界についての勉強
音楽業界についての知識を身につけることも重要です。音楽業界は常に変化しているため、業界のトレンドを把握しておくことは大切です。また、自分の担当楽器に付随する新しい機材やソフトウェアの情報をキャッチアップすることで、より高いレベルのスタジオミュージシャンとして活躍できます。
音楽業界に関するセミナーに参加したり、業界人のブログ記事などから情報を得たりすることで自ら積極的に学ぶ姿勢が大切です。
経験値:イベントやライブへの参加
ライブハウスに足を運び、自分で演奏をすることは重要です。ライブハウスにはスカウトの人がライブハウスに出入りしていたり、ミュージシャン同士の繋がりで仕事の依頼を貰えることがあります。
また、他のミュージシャンの演奏を聴くことで新たな気づきを得ることができます。より多くの生演奏に触れて学ぶことは、自身の発想力や柔軟性を伸ばすことにもつながるでしょう。
その他、音楽関係のイベントに参加することも手段の一つです。
音楽業界の人たちと交流を深めるよう努めることで、業界の情報を得られるだけでなくコミュニケーション能力を鍛えることもできます。こういった場所で人脈をつくることにより、レコーディングへの参加の機会を得ることにもつながるため積極的に交流を持ちたいところです。
まとめ
以上、スタジオミュージシャンになるための必要なスキルと学習法をご紹介しました。
スタジオミュージシャンになるには決まったルートはないため、難しい職業の一つでもあります。
今日ではスキルシェアリングサービスの普及により、フリーランスとして音楽制作に携われる機会が増えています。
スタジオミュージシャンとしての第一歩を踏み出す場として、スキルシェアリングサービスへの登録はお勧めです。
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東京出身の音楽クリエイター。 幼少期から音楽に触れ、高校時代ではボーカルを始める。その後弾き語りやバンドなど音楽活動を続けるうちに、自然の流れで楽曲制作をするように。 多様な音楽スタイルを聴くのが好きで、ジャンルレスな音楽感覚が強み。 現在は、ボーカル、DTM講師の傍ら音楽制作を行なっている。 今後、音楽制作やボーカルの依頼を増やし、さらに活動の幅を広げることを目指している。
Masato Tashiro
プロフェッショナルとして音楽業界に20年のキャリアを持ち、ライブハウスの店長経験を経て、 2004年にavexに転職。以降、マネージャーとして、アーティストに関わる様々なプロフェッショナルとの業務をこなし、 音楽/映像/ライブ/イベントなどの企画制作、マーケティング戦略など、 音楽業界における様々な制作プロセスに精通している。 現在はコンサルタントとして様々なプロジェクトのサポートを行っている。