楽典とは?
楽典とは、西洋音楽(クラシック)由来の作品を紐解く上で必要となる音楽の基礎知識の総称です。
具体的な内容としては、音符や休符、拍子、調、音程、音階、和音など。簡単にまとめると、楽譜を読める・それによって作品を理解できるようにするための知識となります。
音楽理論との違い
西洋音楽は楽譜と共に発達してきました。
楽典は、楽譜から楽曲を読み解くための知識を学ぶことができます。そのため、西洋音楽由来の楽曲を取り扱うには、欠かせない基礎となります。音楽の文法とも表現され、共通言語を学んでいくイメージです。
一方、音楽理論は音楽を組み立てたり、分析する際に役立つ理論のことです。普段私たちが聴いている音楽を理論的に体系化したものとなります。
楽典が土台の知識となっている部分もありますが、音楽理論ではより広い分野や視点を扱うことになります。
楽典の内容
この章では、楽典で学ぶ主な内容を紹介します。
楽譜の読み方
五線譜
楽譜の基盤となる5つの線のことです。
この線上に音を並べていくことで、音の高低を表すことができます。
音部記号
五線譜の左に記される記号です。
例えば、ト音記号やハ音記号などが挙げられます。何の音部記号が書いてあるかによって、線が表す音の高さが決定します。
楽語
音高やリズム以外の演奏の指示です。
主に速度や強弱、奏法、曲想などがあります。
音符・休符
音符の種類、そして休符の種類です。
音符や休符は、その相対的な長さによって様々な種類に分かれています。
リズム・拍子
五線譜の左に記される、4/4などの記号のことです。
音が一定に刻まれると、リズムが生まれます。拍や拍子は秩序が生まれたリズムを表し、その種類も様々なものがあります。
楽譜を理解する知識
音程
音と音の間隔を表すものです。音程は、度数で表します。
調
調は、特定の音を主音とし、そこから長調、もしくは短調を並べたものです。英語で“キー”と呼ばれるものです。
音階
音の並びのことです。長音階と短音階があります。英語で“スケール”と呼ばれるものです。
和音
和音の2つ以上の音の重なりのことです。
和音の種類、そしてそれぞれの機能は様々あります。
DTM上で必要?楽典を学ぶメリット
楽典というとクラシック音楽で学ぶイメージがあるかもしれません。しかし、現代のポピュラー音楽はクラシック音楽で培われてきたルールや理論がそのまま受け継がれてる部分も多いのです。そのため、今音楽を勉強したいと考えている人にとって役立つ、音楽の基礎的な内容を勉強することができます。
DTM においては、100%理解していないと曲が全く作れないというものではありません。今は音楽的な知識を手助けしてくれるツールも存在するのが、DTM で音楽を行う上でのメリットとも言えるでしょう。例えば、コード進行と、それに鼻歌を乗せれば、それも立派な作曲と言えます。
とはいえ、DTM の打ち込み画面も楽譜由来の仕組みになっていますし、このような土台を知っておくことで、自分が表現したい曲や表現に辿り着くのが早くなります。
音楽理論を勉強するとなると、楽典の内容も含まれている部分もあるため、学んでおくことで、より幅を広げることにも繋がるでしょう。
有名な本
音楽之友社が出版する、“楽典ー理論と実習”は、音楽大学受験では必須と言っていいほど使用されるロングセラーの本です。初めて勉強をされる方にとっては、言い回しなどが少し難しく感じるかもしれませんが、一冊持っておいても良いでしょう。

まとめ
以上、今回は楽典について紹介しました。
ポピュラー音楽向けの音楽理論書にも、楽典の内容を含んで解説してあるものもあるため、既に知っていたという方もいたのではないでしょうか。
音楽の専門的な知識を学ぶことも自分の苦手な部分を、プロフェッショナルに依頼することも一つの手段と言えます。
ONLIVE Studio では、様々な音楽のプロフェッショナルが登録されています。オーケストラアレンジや譜面作成なども依頼可能です。ぜひご活用ください。

東京出身の音楽クリエイター。 幼少期から音楽に触れ、高校時代ではボーカルを始める。その後弾き語りやバンドなど音楽活動を続けるうちに、自然の流れで楽曲制作をするように。 多様な音楽スタイルを聴くのが好きで、ジャンルレスな音楽感覚が強み。 現在は、ボーカル、DTM講師の傍ら音楽制作を行なっている。 今後、音楽制作やボーカルの依頼を増やし、さらに活動の幅を広げることを目指している。








